ブラッとするには 丁度良い距離

by スタジオ亜空間

☆ 未来を探して 今日も何処かを ブラッとしています 平岡莉貴 ☆

詩集:1/250秒の妖精


花が一輪咲いていた
わずかにピンクがかった小さな花
歩き疲れた夕方の川原に

名前も知らないけれど 少し心に引っかかる
なぜだろう

ぼくは腹這いになって カメラを向けた
空を見上げる
もう少しで 雲間に太陽が顔を出す

ファインダーを覗いた

数分後 一瞬光が射した
ぼくはわずかに 人差し指に力を込めた

正確に1/250秒の間
フィルムの上に 妖精が踊った


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